2017年07月07日

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(ムササビ村一丁目の六号巣箱)

初めての富山へやってまいりました。ここは富山市ファミリーパークです。
念願だったムササビ村や里山郷土館、日本産の野生動物たちの施設など、たくさんのスタッフの方々に楽しく案内していただきました。
面白い裏話や納得してしまう話、現場の方の話はつくづく楽しくて気がつけば全然写真を撮っていませんでした。
数少ない一枚を。

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驚いたのですが、こちら野生下のモモンガの巣なのだそうです。
下の枝が組まれている部分は鳥が作ったもの、その鳥の古巣の上にモモンガがスギ皮で屋根を作ったものでした。実際に子育てが行われていたのが観察されていたのですが、ある日この上に雪が積もり、モモンガは引っ越したのだそうです。すごい〜、またひとつ視野を広げることができました。

郷土館では照明の工夫がされていて夜行性のいきものたちが活発に動いていました。
スタッフ手作りの妖怪のポスターが暗闇に浮き上がり素晴らしい作品となっています。
「これが昔の日本人の自然観なのだろうね」とM飼育課長、ん〜妖怪って面白い・・・。

安藤先生の研究室出身のOさん、いきものが大好きでちょっぴり人より手が遅いKさん、コーヒーを飲みながらムササビの話を聞かせてくれたIさん、みなさん試験頑張ってくださいね。

14歳という高齢のシンリンオオカミのサスケ、この日は日陰でずっと眠っていたのですが、立ち上がるのもよろけてしまうほど足腰が弱くなっているのだそう。

「この夏、無事に越せるかな・・・」

石原園長がボソっとつぶやいていました。
これまでの人生を日本の動物園に貢献してきてくれた「サスケ」、どうぞみなさまファミリーパークへ会いに行ってみてください、本当に美しいオオカミでした。

その後は、熊谷さん、山本名誉園長、石原園長、M飼育課長と夜の町へ。
そのまた次の日はムササビ仲間のIさんとおRとの楽しくて美味しすぎる魚津。
この部分はもうほとんど自慢話なので写真だけにして、また次回。

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(富山2軒目にて)

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(冬来たらもっとすごいわよ〜とママ。世界一美味しい魚津)


今回お会いしたみなさん、本当に素晴らしい旅となりました、ありがとうございました!!!











2017年06月25日

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(今回の主人公)

ムササビの不思議な縁で出会うことが出来たTさん、今度はTさんのご両親のマンションのベランダにムササビが棲みついたとのお話。こんな面白いムササビの導きでご両親とも出会うことが出来、何度か伺っているうちに面白い写真が増えてきたので、ここでご紹介したいと思います。

初めは「室外機の裏にいるらしい」とご両親は睨んでいたので、自撮り棒で室外機裏を撮影。
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ほんとに居るからおもしろい!!!!
巣材も結構な量だったので、かなり前からの住人なのでしょうか。

ご両親曰く「室外機以外の場所にもいるらしい」とのことで、お父さんが調べてくれたところ、3段の引き出しの付いた物入れの下の10センチほどの隙間に巣材がありました。けれども数日の間に巣材がなくなっていたとか。どこへ移動したのだろうと思っていたら、お父さん見つけました。

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(どこにいるかわかりますか?木炭の下に尻尾!!)

これ以来、お母さんはベランダに出る時は「失礼しま〜す・・・」と一礼(笑)
こうしてムササビと人間の不思議な共同生活が始まったわけですが、こんなご両親が住人だからなのかムササビも安心しているような感じがします。そんな写真をお父さんが撮ってくれました。

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ときどきですが、こうして寝床から出てきてベランダでぽつりと座っていたりするそうです。

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何よりも私が感銘を受けたのは、お二人がムササビを歓迎していながらムササビを私物化したりペットにしようと思っていないこと。
かわいい動物を見てしまうと「飼いたい」と思うのが現代人が陥りやすいジレンマのように思うことが多いのですが、お二人はそんなことはとっくにクリアしていたこと。
「共存」てそんなに難しく考えなくてもいいのかもしれない・・・と気付かされました。

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(ベランダからお出かけ。Tさん撮影)




 

2017年06月21日

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昨夜は天覧山をひと回り。

山頂付近では2頭と出会いましたが、すぐにカシの茂みへ潜り込み姿は見えなくなってしまいます。
それでもザワザワと茂みを移動する音、フンを落とす音、遠くのムササビと啼き交わす声など、姿が見えなくてもこんな音を聞きながらムササビを追うのもなかなか楽しいものです。

谷津へ降りるとホタルがちらほらする中、ムササビが1頭コナラの茂みで啼きました。
コナラの木は「夏がきたぞ!」と言わんばかりに元気に葉を広げ青々と輝いて、すっぽりとムササビを包んでいました。
姿など見えなくたっていいのです。居ることさえ分かればそれだけで嬉しいのです。 

境内へ。6月初め、どこかへ引っ越してしまっていたムササビ親子がまた巣箱へ帰って来ていることを温度計が知らせていました。
子供はどれほど大きくなったのか、どれだけ滑空出来るようになったのか、見たい気持ちは山ほど。けれども親子はチラチラこちらを見ては葉の茂るカシへコナラへ隠れてしまいます。
お母さんにとってはこの子育ての季節、この森の木々が安心のできる子供部屋となっているようです。

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(やっと撮れたお母さん、子供の方をじっと見つめています)

森に葉が茂る季節、「ムササビ観察には向かない」と言われますが、夜の森の音を楽しむという観察の仕方も私はなかなか好きです。