2017年08月04日

昨夜、巣箱の近くでいつもの親子と出会ったので、明け方に2頭で帰ってくる姿を巣箱の前で待つことにしました。

4時25分、小屋裏の高いモミから見事な滑空をしました。白みかけの空に映る滑空シルエットは本当に美しいもので、これだけでも来て良かったと思うほど。
けれどもその個体は私の知らない未知の方向へと行ってしまいました。あの個体の巣穴を突き止めたい、けど親子ももうすぐ帰ってくるはず・・・。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」先人はいつだって正しい。
あの個体を追うことにしました。

ざわざわと枝が揺れる音を頼りに付いていくと、いつもチェックしていた樹洞のある木の下へ辿り着きました。この樹洞でムササビが顔を見せてくれたことはまだ一度もありません、入り口は細い隙間しかなくムササビが入れるのかどうかもわからないものでした。

「あ!」

ムササビが枝をひょいひょいっと降りてきて樹洞のそばまでやってきました。

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はいる?入るの??

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はいったー!!

いつもいつも新しい巣穴を知るとワクワクするものです、ありがとうムササビ。

さて巣箱は帰ってきたのでしょうか。

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はい、おかえりなさい。




2017年08月03日

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この頃のムササビたち、あちらこちらでカエデに夢中のようです。
どこを食べているのかというと、種子の付いたプロペラの部分。これを一粒一粒丁寧に食べているようです。
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まるで私たちがカニを食べるときに似ています。



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こちらはまだまだ始まったばかり、あと何日かするともっとたくさんのプロペラが散らばってきれいな緑色の絨毯のような景色になります、楽しみです。

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こちらはコナラのまだ青いドングリです。
「熟してないドングリなんて食べるの?」と思われる方もいるでしょうか。
このドングリ、実際に齧ってみるととても柔らかく、エグ味もあまりありません。この時期、離乳して歯の生え揃った子供たちが食べるのにちょうどいいのかもしれません。

今夜は山頂で2頭、境内で親子を観察。

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寝癖がつていますよ。

 

2017年07月28日

飯能に棲むムシたちを観察している絵本作家の知紗姐からこんなメールをもらいました。

「黒い顔のタヌキを見たのだけど、これって子狸で合ってる?」

今の時期に黒いタヌキと聞いたなら、子ダヌキを見たことがある人はきっと「子ダヌキだろう」と答えるのではないでしょうか。私もそうでした。
けれども森とは時折、不思議な遺伝子を生み出すものなのですね。
後日、知紗姐のブログを見て驚きました。

tanukimodoki

顔以外はタヌキで間違いないのですが、炭にでも顔を突っ込んだのでしょうか??それにしても目下の白いアイラインが不思議なこと。そして子供でもないようです。

森はいろいろな顔を見せてくれるもの、白い遺伝子を持つタヌキもいるそうだし、青梅には尻尾が真っ黒いアライグマがいてタヌキにそっくりだという人もいます(擬態しているの?)。

自然に対して畏敬の念を抱いていた頃の日本人ならば、こんなかれらを見て「神」だ「妖怪」だと畏れていたのかもしれません。確かにこのタヌキの顔、美しく神々しささえ感じられます。

こんな風に変わってしまった現代の日本だけれど、どうか人間の罠やロードキルなどに会わずに生きていって欲しいと思います。
そして、いつか私もあなたと出会えたらとても嬉しいです。


※撮影場所のお問い合わせにはお答えできません。