2017年02月22日

NKテン


今夜はS神社の境内でムササビを待っていました。
そこへNK神社にいた熊谷さんからメールが。

「テンがでた!」

急いで車に乗り込み、峠を超えてNKに着いたのは18:15。
ここの階段を一気に登るのは相当ツラいのですが、登りついた先は野生動物たちの静かでにぎやかで美しい森が広がっていて、最後の一段が目に入ると、パッと気持ちが切り替わります。

ゼーゼーしながら熊谷さんを見上げると、「まだ居るよ〜ん」と。
テンは樹洞から2度ほど顔を出し、また中へ引っ込んだそう。
前回、樹洞にいるのは分かっていたのに会えなかったのは、きっと私たちの声が気になったのではないかという反省を踏まえ、今夜は静かに待つことに。

待っている間、頭上ではムササビが3頭、啼き交わしたりアラカシをせっせと食べていたり、社殿の後ろの斜面にはシカが2頭、ゆっくり移動しながら草を食んでいたり。
この神社を守り継いできた地域の人々に本当に感謝です。

今さら共通点に気づいたのですが、S神社とNK神社は毎年、獅子舞が奉納されています。
S神社では踊りの稽古を何度か見させていただいたことがあるのですが、とび職のニッカを履いた若いお兄さんたちが真剣に踊り、若い頃踊ったのであろうおじさんたちが「そうじゃねぇ!」と何度も正している風景にこの地域への憧れを覚えました。
名栗ではムササビのことを「モモンガ」と呼ぶこともこの方たちに教わったものです。
地域の人々が文化を守り継いできたからこそ、野生動物たちがそこに息づいているのではないかとつくづく思うものです。

テンは3度顔を見せてくれましたが、最後は相当迷惑そうな顔だったので「ですよね〜」と切り上げて階段を降りました。 

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 (「も〜帰れよ〜人間〜」と聞こえてきそう)

2017年02月15日

私はもともと植物の名前をほとんど知りません。だから、今私が知っている木の名前はほぼムササビから教わったものです。食痕を拾っては「これは何の木なのだ??」などと調べるのはなかなか楽しいものです。

その中に以前からずーっと何の植物なのか分からなかった食痕がありました。それがこちら。

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(葉より下部分を齧った痕があります)

こちらの食痕、いつもモミの木の下で拾うのですが、どう見てもモミではありません。
よく見ると、どうやら葉より下の方の小さな実を食べているようです。

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(コショウの粒のような実)

この植物の名は「マツグミ」。針葉樹に寄生する植物なのだそう、その実はガムのような食感なのだとか。
津久井でムササビを見ているSさんが教えてくれました。(お誕生日おめでとう!)
またまた1つ、ムササビのことを知ることが出来た嬉しい情報でした、すっきり!!

今日見つけたムササビたちの食痕です。

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(TK神社ではシラカシの冬芽、散らばっているのは蕾の残骸)

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(N寺、こちらはアラカシに似ていてどうも違うよう。これも宿題。葉っぱを食べています)

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(NK神社、アラカシの葉、冬芽、スギの花を食べています)













2017年02月03日

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http://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=tama&link_num=23942


熊谷さとしさんが携わる「カワウソ研究会」が東京動物園協会と共に開催するシンポジウムが行われます。

私たち日本人はこの国にずっと暮らしてきた「ニホンカワウソ」といういきものを「絶滅」という最悪の形でかれらの繁栄を途絶えさせてしまいました。
そんな日本を反面教師として、現在カワウソの個体数を増やし続けている韓国から現場で活動されているハン・サンフン、ソンヨン先生お二人をお招きします。
そして日本からは、日頃ムササビでもお世話になっている安藤元一先生、NHK「ダーウィンが来た」のディレクター小林氏、野生生物保全センター長の藤井氏、パネルディスカッションでは「カワウソ研究会」から獣医師の前田先生が登場されます。す、、、、豪華すぎる。。。

このシンポジウム、企画打ち合わせ段階で私にずっしりと伝わってきたのは、ただの「カワウソファン」のためのものではないということ。もう2度と、これ以上野生動物を絶滅させてはいけないのだという、ストレートなメッセージが込められています。
これはきっと、「保全」という活動に取り組みたいと思う方々が参加されたら、「腑に落ちる」内容がたくさん聞けるシンポジウムになるのではないかと、きっとそうなると思います。

私にも何かお手伝いできないかとお願いしたところ、「物販コーナー長」というポストをいただきました。そこで、今日はグッズ作りのお手伝いをしてきました。

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それぞれに象徴的な食べ物が付いています、クマに青いドングリ、カモシカに茶色のドングリ、粋です。
オコジョのごはんはノウサギなのです!
他にも数々をご用意して物販コーナーでお待ちしております。

お申込みは2月末までです、翌日は「アクアマリンふくしま」でのエクスカーションもあります。日本にいた頃のカワウソを思い浮かべられるような展示となっています。
両日、それぞれのお申込みが必要となりますので、こちらをご覧ください。