2014年12月04日

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飯能にある大河原工業団地を知っていますか?ここは大規模に山を伐採して作られた広大な原っぱです。
今では少しずつ工場が建ち始め、夜でも工場からの巨大なライトが空を照らしています。

森を伐ればそこには太陽が当たり草が生えます、それを喜ぶのは草食動物たちです。
シカ、ノウサギ、ネズミたちが この人間が提供したサラダバイキングを楽しみに毎晩やってきます。
こうしてかれらはたくさんの食料を蓄えてここで繁殖期を迎えることになります。
アラスカでは、クマやオオカミを養っているカリブーたちは前年芽生えた草の 種類量で今年の頭数が決まるのだそうです。
一頭一子しか産まないシカがそこまで増える原因を根本から考えてみれば、以外と簡単にかれらとの和解策が浮かんでくるかもしれません。

大河原地区でシカ柵をせずに畑をしている会社のおばちゃんとの会話。
「シカに食べられないの?」
「ホウレンソウは全部食われっちまったけど、あいつら小松菜はぜんぜん食わねんだ」
「インゲンもあいつらの高さのもんは食われたけどなぁ、あいつらの首が届かねえインゲンをウチらで食ったった。」
「キャベツもブロッコリーもあいつら食わねえもの、そういうもん植えればいいんだよ。水菜もいっぱいあるよ、明日もってきてやるよ〜」
「やった〜〜!!」


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(山肌から見た工場、この向こうにはまだまだ広大な草原が広がっています)






 

2014年11月18日

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今週に入りどうもムササビの頭数が少ないな〜と思っていたのですが、昨夜フクロウが現れたと熊谷さんから連絡をもらいました。フクロウのせいなのかは分かりませんが、今夜は話を聞いたネットワークの人々がフィールドに集まってきました。
ここでフクロウに会うのは初めてなので楽しみにしていたのですが、結局憧れのあの方には会えませんでした・・・。

ムササビはというと、出巣はいつもより遅く見つかるとすぐに隠れるか逃げてしまい、やっと撮れた写真もこんなに遠い・・・、いつもと様子が違うような気がしました。
チェリーくんなんてすぐに捕まってしまいそうなくらいドジな場面をよく目にするので、また再開できるのか気になるのですが、「森のしきたり」とはそんなものなのだと思うことにしています。

私たちは野生動物を語るとき、「弱肉強食」などという言葉をよく使います。けれどもかれらを見ているとどうもそれは違うようです。
フクロウは一生のほとんどをネズミに頼っているそうです。フクロウに限らずネズミに生かされている動物はたくさん存在します。だからこそネズミはたくさん子供を産んで妊娠期間も短いのだと分かります。
ではネズミを狙ういきものがいなくなってしまったらどうでしょう。草や種子は食べ尽くされどんどん砂漠化が起こりネズミ自身が生きていけなくなってしまいます。
だからこそフクロウがいなくなってもキツネがいる、キツネがいなくなってもテンがいる、そんな風に「食物連鎖」という始めと終わりのない鎖で森の住民みんなが繋がりあって暮らしているのです。
 

2014年11月08日

観察会

今日はエコツアー「冬鳥たちのくらし」を開催しました。
講師には天覧入りの生態系を四季を通して観察している河合さんです。

鳥の観察というと、「何種類の鳥が見れた」とか「いかにいい写真が撮れたか」という趣旨の観察会が多いようです。
けれど私たちのツアーの目的は「どんな環境に棲み、どんな暮らしをしているか」を知ってもらうことで「この環境が変わってしまった時、どんなことが起きるのか?」を想像してもらいたいと思っています。
なので森では、動物の足跡やムササビの食痕、里山の文化の話などいろんな話をさせていただきました。

今日の参加者の方々にはとても嬉しい感想をたくさんいただき、その後の反省会でもとても前向きな話が出来ました。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました、お疲れ様でした!!

これからも季節ごとのいきものたちのツアーを続けて行こうと企画しています、これからもよろしくお願いします!!