2015年02月

2015年02月27日

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裏庭に掛けた巣箱に3頭のムササビが棲んでいる(奥の巣箱に双子、手前がお母さん)Mさんに電話したら、
「22日から双子が行方不明なんですよ〜」
「子別れしたのかな?とかぁちゃんとも話してたんですよ」

うんうん、私もそう思います!
Mさんの観察記録から計算すると、発情日を経て出産日から子別れに至るまでほぼ正確にまる一年となります。 ・・・これは面白い!!
双子はおそらくしばらくの間は一緒に行動しているのかもしれません、そうしてお母さんに教わったエサ場や様々な危険のかわし方などを実践しながらやがて単独になって生活していくのだろうと。
人間の提供した巣箱だろうと屋根裏だろうとかれらは実に健全に野生生活をしているのですね〜。
四度しか会えなかったけれどこんなに面白いことを教えてくれました、ありがとう!!

「それで、最近は西の方から分からないムササビが飛んでくるんです!」

もう、なんて素晴らしいシステムだろう・・・。誰かが穴を空ければまた他の誰かがその穴を埋める。そうやって野生動物たちは血が濃くならないようにちゃんと循環して暮らしているのだと思います。
私たちに出来ることは、これ以上かれらの生活区域を分断してはいけないということなのだと改めて気付かされました。

 

2015年02月22日

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こちらのツアーは定員となりました、ありがとうございました。
3月22日(日) 飯能市市民会館 9:30〜12:30
大人¥1500 小人¥500 定員15名

雨天中止となります。メールにてお申込みください。


今回のツアーは故郷へ旅立つ天覧山の冬鳥たちが主役です。
四季を通してここの鳥たちを見ている河合さんに鳥から聞いたこと、そこから見える共存へのヒントなどを教えてもらいましょう。
「どうしてここには鳥がいるのに向うにはいないんだろう」
「どうして去年来た鳥が今年は来ないんだろう」
いろいろな疑問があるときは私たちが「鳥の目線」になって森へ出かければ気づかなかったいろいろなことが面白いほど分かってきます。
私が「魔法使い」「仙人」と呼んでいる河合さんと一緒に森へ出かけましょう!! 
お待ちしております〜。

2015年02月17日

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昨日は暖かくていい天気、近所のおじさんは田おこしを始め、畑の隅には2つばかりのフキノトウが頭を出していました。春はみんなに平等にやってくるものですね〜。

以前から熊谷さんと相談していた気になるポイントに3つ目のムササビの巣箱を掛けました。というのはこのポイントには樹洞も皿巣も見つからないのにこのあたりからムササビが出てきます。棲み家の検討は大体ついたのですが、はたしてそこはムササビにとってお気に入りの環境なのか、それとも巣箱があればこちらを選ぶのか、そんなムササビの選択も見てみたいと思っているところです。

といっても、掛けたのはほとんど熊谷さんで私は下でハシゴ支えてただけなんですが・・・。お疲れ様でした!


近々3月のエコツアーをアップします。
なにやんの?と思った方は飯能エコツーリズムのHPをご覧ください!





 

2015年02月13日

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私の通勤路には大きな菜の花畑があります。毎度この信号でつかまるものだからなんとなく畑を眺めることが多いのですが、「ジーパンの似合うおじさんだなぁ・・・」そんなおじさんがよく畑仕事をしていました。
そしてムササビが縁を結んでくれ、ジーパンのおじさんと奥さんとの嬉しい出会いとなったのは去年のムササビ繁殖期でした。
最初はおじさんの掛けた巣箱に住んでいるムササビを見に伺ったのですが、養蜂をしているおじさんのミツバチの話はなにからなにまで面白く、セイヨウとニホンバチの違いや群れの意識、働きバチたちの8割は働かないバチなのだとか想像もしなかったことばかりをハチたちの目線で楽しそうに話してくれます。

こんなご夫婦の大切にしているミツバチが全滅した年があったそうです。原因は農薬。
ネオニコチノイド系農薬という薬はミツバチの脳を侵し、巣へ帰れなくさせて死なせてしまうのだそうです。
農薬を使わないおじさんの菜の花畑だけで蜜を集めろとは言えません。

私たちの生活スタイルは形の悪い野菜やムシのついた野菜をダメなものだと判断しています。それだけではなく、冬にもトマトやキュウリを安い値段で欲しがります。
これでは農家に無理を押し付けていることにはならないでしょうか。安く大量に野菜を作るには農薬を使う方がいいに決まっています。

こうして虫がいなくなれば鳥もいなくなります、汚れた土や水は小川に流れ水棲生物を侵しそれを食べに来るいきものまでも脅かします。
小川、里山、屋敷林、雑木林、これらはみんな農業と関わり合って現在まで保持されているのだと思うのです。
私たちはもっと農業を大切にしなければいけないのだとミツバチたちが教えてくれました。

春が来たら黄色に染まったおじさんの菜の花畑でミツバチたちが忙しくにぎやかに飛び回る姿を早く見たいものです。もっともっと飯能に花がたくさん咲けばいいのに!!

(写真はニホンミツバチの巣箱の入り口。粉のようなものが散らばっているのは巣屑といってミツバチたちが巣の外へ運び出したものだそうですが、本当は敵に巣を特定されないように遠くへ運ばなければいけないのだとか。だからこの巣屑はナマケ者の仕業。)







2015年02月08日

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エコツアー「タヌキのけもの道」を開催しました。
定員を超えて半分以上のリピーターの方にご参加いただきました、嬉しい〜!

前回のムササビに引き続き講師は熊谷さとしさん。まさしく私の伝えたいことを理解してくれている熊谷さんのガイダンスは疥癬の問題、ロードキル問題、だからこそキツネやタヌキは日本に生きている!といった内容で、シーラカンスのフィギュアまで飛び出して参加者の方も「おぉ〜」と納得されていました。 
こんないい形でフィールドへのバトンを受け取れたので私も森を歩きながら伝えたいこと、これだけは言いたいことなど心残りなくお話させていただきました。
「野生動物たちの棲み処のど真ん中にピザ釜なんか作っちゃダメっ!!!!!!」 

去年掛けたムササビの巣箱は今ではすっかりムササビたちに認められているようで「こないだ顔だしてたよ!」などと声をかけてくれるハイカーもいます。けれども資材置き場の脇なので伐採した竹が巣箱の下に積まれてしまい通る人が手頃な竹を取り巣箱をつついていることが判明・・・。
そこで今回は参加者のみなさんにもご協力いただき竹を遠くに運ぶ作業もしました。
「すいません〜」と言いながら手伝っていただきましたが、なんだかみなさん顔が楽しそう・・・?ムササビのためにとみなさんが進んで竹を運んでくださいました、ありがとうございました!!

前日、疥癬のタヌキが車に轢かれてしまい森へ運びました。そして朝ツアーへ向かうその道路で昨日タヌキが流した真っ赤な血を見ながら「いってきます」と言って車を走らせました。
今回の目的はこのロードキルの多い、野生動物の事故死体に関心の少ない飯能で「タヌキも同じ飯能の住民」なんだということを感じてもらえること。けれども参加者のみなさんはとっくに野生動物に理解のある方ばかりなので、あとはみなさんの周りでどんどん化学反応が起こっていけば日本に棲むいきものたちはまだまだ間に合うのだと思います。

参加者のみなさんとの出会いといいお天気といいスタッフのバックアップといい、森の神様は本当にこっちを向いてくれていると思わずにはいれません。
みなさま、どうもありがとうございました!またお会いしましょう〜!!!!