2015年12月

2015年12月05日

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(魔法使いMさんの庭に棲んでいる飯能娘)


週明けにムササビ観察会の打ち合わせがあるので、飯能のムササビは今の時期何を食べているのか新鮮な資料を集めに出かけました。
集まったのは・・・
スダジイの実、スギの球花、アラカシのあれこれ。

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(アラカシの冬芽、枝を噛み切り冬芽を食べた痕)

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(アラカシのドングリ、枝を噛み切りドングリを食べたもの)

こちらの2つの食痕は同じ1本のアラカシの木の下で見つけたものですが、実は今日は見つけられなかったもう一つの食べ方もあります。

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(枝に付いた葉っぱを1枚1枚折りたたんで食べるので同じ形の葉が枝に残る)

こちらは今年の1月に拾ってきたものなのでもう枯れていますが、その時はこの3種の食べ痕を同時期にみることができました。
同じ木の下でこんなムササビたちの食に関するこだわりが垣間見れるのも楽しいものです。

私たちも好き嫌いをしたり、綺麗に食べる人もいればいつも残す人もいます。
ムササビも好きなところだけ食べていたり、同じものばかりを何日も食べていたりします。
けれどもそんなムササビの食生活がたまたま森の木々を剪定していることにつながっています。
そんなムササビがいるおかげで助かるいきものが他にいるなんて、なんてかっこいい生き様!

「ムササビって頭いいんですか?」
「キツネとタヌキじゃ、やっぱりキツネのほうが頭いいんでしょ?」
などとやたら聞いてくる人がいましたが、ヒトの物差しでいきものたちに優劣をつけるのは何の意味も無いこと。
そんなことより、かれらが森の中でどんな生き方をしているのか、その生き方が他のいきものたちとパズルのようにぴったりとリンクしているからこそ、日本の野生動物たちが日本に棲んでいる価値がある!

・・・それだけでいいのではないでしょうか。