2016年10月

2016年10月24日

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昨日10月23日、隣の青梅市では2頭のツキノワグマが殺されました。
数日前から何件かの目撃情報があったそうで、写真の左奥に見える宿泊施設の従業員や客からも「河原をクマが歩いていた」との情報があったそうです。

投稿された映像を見ると、クマが射殺されたと知った周りの見物人たちの「よかったー!!!」という歓声が聞こえました。

クマは何も悪いことはしていない。
人身事故が起きてしまったのなら、それは射殺という選択肢もあるかもしれません。
けれども、「クマは人を襲うかもしれないから殺す」 というのは対策なのでしょうか。

森は知りたいと思えばたくさんの情報を教えてくれます、それもずっと未来のことまでもです。
そこに耳を傾けずにただただ怯えて殺し続けるのは、そろそろ終わりにしてはもらえないものでしょうか。

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(クマが搬出された道には血痕が続いていました)
 

2016年10月20日

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サツマイモの収穫を始めようとしている近所の畑には、毎晩のようにイノシシ3兄弟がやってきます。おそらく、かれらの母親は殺されたのでしょう。
「あんたたち、あんまり派手にやると殺されてしまうよ〜」
いくら私がライトを当てても話しかけても犬の散歩の人が通っても3兄弟はおかまいなし。
ここまで食べ物探しに夢中なのは、イノシシの巨体を冬の終わりまで保つには今の季節にたくさん食べておかないとやっていられないのでしょう。
きっと畑のおじさんたちはカンカンになってイノシシへの憎しみを募らせている頃です。

では、ほんの少しだけ視点を変えてみてはどうだろう。
日本の森に今日までイノシシが息づいてきたのにはきっと何か必要な理由があるからです。

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イノシシの食事はこんなに鼻を地面に潜らせてミミズや植物の根を探しまわります。 3兄弟が去ったあとの畑はまるで耕うん機で耕したようにフカフカな土が残されています。
こんなふうに森のあちこちの土をイノシシが耕してくれているので、植物の栄養となるバクテリアは活性し、植物は根を張りやすくなり、森の誰かが運んできた種子は元気に育ち、その植物はまた誰かの食べ物になったり、誰かの棲み家になっていくのです。

イノシシは森の土台を健康にしている偉大なエンジニアであり、畑を荒らすことを目的として生きているいきものではないのです。

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だから、森を掘れーーー!!!