2016年12月

2016年12月26日

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(みなさん私の未熟なガイドを真剣に聞いてくれてありがとう!)

エコツアー「いきものたちは繁殖期」無事に終えました。

熊谷さんのガイダンスはいつも分かりやすくて面白くて「なるほど!」が詰まっています。
日本に棲むいきものたちは皆、日本の四季に合わせて子育てをする。だから今がムササビの繁殖期なんだ。だからこそシカやウリ坊は木漏れ日模様なんだ。

人間は子育てに18年もかかるのだから「温かい季節に産まなければ」とはあまり思わないかもしれません。けれども森のいきものたちは栄養の高い食料に困らない春に子育てを始めたいと願うのは、かれらが長い間日本の四季と暮らしてきた歴史の知恵であり、親心なのだと思います。

森での観察では食痕やフンをみんなで探したのが楽しかった!
繁殖行動は見られなかったものの、2頭のムササビを間近で観察でき、1頭は初参加の女の子Nちゃんが見事に見つけてくれました。
そして、やっぱりいつものようにムササビが滑空すると「おおおおおおおおお!!!!!」と大歓声。
ムササビの魅力は本当に尽きない、不思議ないきものです。

これでまたムササビの魅力に取り憑かれた人が増えたようです。
こうして野生動物が意外と身近に暮らしていることを知ってもらうと、野生動物が好きになる人が増えます。好きになったら「もっと知りたい」と思うはず。そして知れば知るほどかれらの生活に何が必要なのかが見えてくるはずです。
人間はムササビの棲む木を伐ってしまったり、食料の実る森を壊してしまったりもするけれど、棲み家を失ったムササビに巣箱を掛けられるのは人間だけです。

こんな人々が増えていければ、いつかきっと森と人間社会とが共存できる時代がやってくるのだと思います。
参加者のみなさん、寒い中どうもありがとうございました!
ムササビに感謝!!

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2016年12月22日

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(去年の繁殖期の様子。樹洞の中にいるメスを出待ちするオス)

今夜は小雨が降るなか、昨夜オスたちが追いかけっこをしていた現場へ行くと・・・
明るい時間から追いかけっこを始めているでは!
この時期のオスたちは、たとえ自分が死んでも自分の遺伝子だけは生き続けることを願い必死に戦います。地面に落下する者、木に激突する者、顔に血がにじんでいる者もいます。
そしてメスは17時を過ぎた頃出巣、オスたちは競い合ってメスを追いましたが、とうとう逃げられてしまいました。

1年ぶりのこの光景、これが見たくて毎日通ったムササビの森。 
あまりのワクワク感で、1枚もシャッターを切っておりません!

明日もこのメスは同じ巣へ帰って来てくれるでしょうか。
明後日はこの繁殖期に合わせて企画したエコツアーです。参加者のみなさんと一緒にこのムササビコンテストを見上げることが出来ますように。


「いきものたちは繁殖期」ご参加のみなさま

みなさまに個メールでお伝えしましたが、開催時刻が変更となりました。
15:00〜18:30のスケジュールとなりました。
質問、メールが届いていないなど ありましたら、ご連絡ください。

2016年12月20日

cherry娘

ムササビの森は追いかけっこや、ちょっとした争いは起こるものの、まだ本格的な発情行動は見られません。なにより、巣箱の主だった娘がこの3日間行方知れずなのが気掛かりです。

それでも上の写真の美少女は毎日のように18:00を過ぎるとサクラとコナラの木へやってきては私たちにムササビの生活をみせてくれています。それは「食」のいろいろ。

「へぇー!こんな低いカシも食べてたんだ!」
「今日もサクラですかー」
「おや、昨夜からはコナラにシフトですか」 
「と思わせやはりサクラですか!」

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(フンをしながらも口から供給)

こんな惚れぼれするほどの女の子ですが、彼女を迎えに来るオスはまだ現れません。
ムササビたちはそう簡単には秘密を教えてくれないものです。


 

2016年12月12日

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(サクラの冬芽を食べている姿を見せてくれた奔放な方の女の子)


この土日は1月にお世話になった「トヨタの森」のみなさんと、その時のイベント「ムササビに会える森づくり」に参加された方々と飯能、青梅を歩きました。
いろいろな地域の方と地域性の違いを踏まえながらの森歩きとなり、とっても有意義な2日間を体験させていただきました。

「青梅では1週間で3頭のツキノワグマが殺されてしまってね」

「えぇ!通報しただけで殺されちゃうんですか!新潟では「気を付けてください」の放送が流れる程度ですよー」

「今年は名栗もドングリ少なかったです」

「伊豆は大量でしたよ、ドングリ」

「トヨタもたっぷりでした!」

こんな会話だけでもたくさんの情報がわかります。
他にも伊豆のタイワンリスやハリネズミ、飯能のアライグマ、新潟ではそれほどシカやイノシシは目立って増えてはいないのだとか、なんだか日本って狭い国のはずだけれど、この国の自然はものすごく多様に流動していくのだと感じました。そこは私たち人間の関わり方次第で良くもなり、悪くもなるわけですが、こうしてムササビが引き合わせてくれた方々は「良くしていく」方法を模索する人々であり、そんなみなさんとまた会える約束を交わしてお別れできた私はきっと、飯能で一番幸運な人間かもしれません。 

ムササビ、そして参加されたみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまのアイデアやひらめきがきっとうまくいきますように!!!!!!!


 

2016年12月05日

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12月はムササビたちのお祭り、繁殖期です。
それはメスを中心にオスたちが巻き起こすものなので、この時期はメスの居場所を探すのに私たちも躍起です。
なぜだか今年はムササビの頭数が少ないこともあり、なかなか苦戦していますが、それでもムササビたちの便りは少しづつ届いています。

上の写真は今のところの巣箱の主。界隈の3つの巣箱を巡に使っていてまるで縄張りを誇示しているように見えます。
が、すっごいビビリです。彼女がどんな女に豹変していくのか、見届けたいものです、がんばれ!!

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こちらは新顔の女の子。なかなか面白い行動を見せてくれる奔放な個体ですが、今夜は会えず。

ビビリと奔放。遺伝子としてはどちらが有利なのだろう・・・。