2017年08月

2017年08月21日

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雨上がりの山王峠でノウサギが轢かれました。

道路は私たちにとって無くてはならない日常となった現代、道路脇の森に棲むいきものたちにとっても道路が日常となっています。

この道路の右の森、ここは暗くて湿ったスギヒノキの森です。そして道路の左には、人間の手が入った日当たりの良い草場が広がります。
ノウサギは美味しい草を食べに出かけようとしたのかもしれません、それともキツネにでも追いかけられて思わず飛び出してしまったのかも。

「野生動物横断注意」の標識はあるけれど、いつもそこにあることに見慣れてしまって忘れられてしまっているようです。あるいは犬や猫なら可哀想だけど、野生動物なら轢かれてもしょうがないと思う人が多いのが現実でもあります。

「だってしょうがないよ、自分から飛び出してくるんだから」

という人は多いもの。けれどもそんなことは分かっているのだから、そんな風に片付ける必要はないのでは。それよりも

「悪いことをしたね、これから気をつけるからね」

と素直に言える人が増えたほうが、私は今よりももっと自然と共存できる社会に向かっていけるのだと思うのです。

ごめんなさい、ノウサギ。
 

2017年08月13日

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ここはN寺の親子とヘルパーが棲む界隈。
メスは100m✕100mの縄張りを持つと言われています、そうするとここはお母さんのシマということになるのですが、それはどこまで厳密なのでしょうか。

2号

彼は親子の巣箱から20mほどの巣箱にこっそりとお泊り、出巣はなんとも素早く、親子の巣箱とは反対方向へ出かけて行きました。
また別の巣穴では、それまで親子が使っていた巣穴にオスが一週間ほど寝泊まりしていることもありました。
昨夜はこんな出来事が。

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メスが出かけていった後の巣箱へオスがやってきました。

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丹念にアゴをスリスリ、入り口をガリガリと齧ったり、

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中へ入ってすぐ出たり、

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上からおしっこをかけているのか、ただしているだけなのか。。。

きっと森の中はメスの縄張りだらけなのでしょう、オスたちは彼女たちとの距離を保ちつつ、様子を伺いながら、メスたちの合間を漂うように暮らしているのかもしれません。




2017年08月04日

昨夜、巣箱の近くでいつもの親子と出会ったので、明け方に2頭で帰ってくる姿を巣箱の前で待つことにしました。

4時25分、小屋裏の高いモミから見事な滑空をしました。白みかけの空に映る滑空シルエットは本当に美しいもので、これだけでも来て良かったと思うほど。
けれどもその個体は私の知らない未知の方向へと行ってしまいました。あの個体の巣穴を突き止めたい、けど親子ももうすぐ帰ってくるはず・・・。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」先人はいつだって正しい。
あの個体を追うことにしました。

ざわざわと枝が揺れる音を頼りに付いていくと、いつもチェックしていた樹洞のある木の下へ辿り着きました。この樹洞でムササビが顔を見せてくれたことはまだ一度もありません、入り口は細い隙間しかなくムササビが入れるのかどうかもわからないものでした。

「あ!」

ムササビが枝をひょいひょいっと降りてきて樹洞のそばまでやってきました。

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はいる?入るの??

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はいったー!!

いつもいつも新しい巣穴を知るとワクワクするものです、ありがとうムササビ。

さて巣箱は帰ってきたのでしょうか。

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はい、おかえりなさい。




2017年08月03日

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この頃のムササビたち、あちらこちらでカエデに夢中のようです。
どこを食べているのかというと、種子の付いたプロペラの部分。これを一粒一粒丁寧に食べているようです。
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まるで私たちがカニを食べるときに似ています。



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こちらはまだまだ始まったばかり、あと何日かするともっとたくさんのプロペラが散らばってきれいな緑色の絨毯のような景色になります、楽しみです。

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こちらはコナラのまだ青いドングリです。
「熟してないドングリなんて食べるの?」と思われる方もいるでしょうか。
このドングリ、実際に齧ってみるととても柔らかく、エグ味もあまりありません。この時期、離乳して歯の生え揃った子供たちが食べるのにちょうどいいのかもしれません。

今夜は山頂で2頭、境内で親子を観察。

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寝癖がつていますよ。