2015年10月26日

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(トヨタの森、1番巣箱付近で出会った個体)

1月にトヨタの森で講演をされる熊谷さんの現地下見に「ムササビサーチ係」という名目で同行させていただきました。

トヨタの森では「里山のいきものに学ぶ」というテーマでムササビたちに気に入ってもらえる森作りをしようと計画をしているそうで、森のあちらこちらに巣箱があり、フクロウが子育てしたり、テンが子育てしたり、ムササビの子供が食べられたりと、普段は絶対に見ることのできない森の日常を備え付けのカメラが記録しています。

仔ムサがテンに食べられる映像はさすがに「しゅん・・・」となりましたが、いくら顔馴染みのムササビがいて、それを目の前でテンが無情にバリバリと食べていてもそれはそれ。テンにはムササビを食べる権利があるというものです。
ならば、ムササビのオスとメスが確実に出会える、繁殖率の良い森を私たち人間が残していくことが出来ればいいのではないでしょうか。

トヨタの森にはフクロウ、テン、キツネといった高次消費者たちが暮らしています。ということは、かれらの食料事情を支えるネズミやウサギたちはもっとたくさん暮らしていなければなりません。さらにそれらを支える植物や土壌生物たちはもっともっとたくさん忙しく働いてもらわなければ、森のバランスは崩れてしまいます。

これまでは里山というと、炭焼きをして文化を考えるとか、田んぼを作って昔の暮らしを体験だとか、使い古された時代錯誤なプログラムが多い中、今回の野生動物を中心に考えられた里山プロジェクトに立ち会えることをとてもとても光栄に思います。
トヨタの森のスタッフのみなさん、これからもどうぞよろしくお願いします。




 

この記事へのコメント

1. Posted by フクロウ   2015年10月26日 21:23
トヨタの森にお越しいただきありがとうございました。
今年起こった出来事で、本来の里山環境が遅ればらせながら気がついた次第です。
フクロウやムササビ目線で見ていると、アオダイショウやテンが憎たらしく思うのですが,里山環境とは本来色々な生きものが棲んでいて、食う食われるの世界が当たり前のように起こっていることが、どうしても受け入れられないことかもしれません。
そのような本来の里山環境を、どのように維持できるかを、これからも模索していきたいと考えてます。
これからもご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。
2. Posted by hannou_risa   2015年10月27日 18:08
フクロウさま

先日は大変お世話になりました、フクロウさんの体験話などこれからもっともっとお聞きしたいと思いました。
ムササビが引き合わせてくれた出会いですから、住む場所の違う者みんなでフィールドでの経験を照らし合わせて地域の違いだとか、いろいろな発見をさせていただきたいと思っています。そしてそれらを飯能のムササビたちにフィードバック出来るなら、少しは恩返しできるかもしれません。
こちらこそどうぞよろしくお願いします。

もひとつお願いで、フクロウさんのブログのURLを教えてくださいませ!!!

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