2016年05月30日

_DSC0052

スダルとは韓国語でカワウソのこと、日本に棲んでいたカワウソと同じユーラシアカワウソの仲間です。
日本では2012年にニホンカワウソの絶滅宣言が出されてしまいましたが、隣の韓国では保護活動の結果その数を増やしているのだそうです。

image
(地元でスダルの写真を撮っているチェさん)

釜山空港から北へ3時間、大きな川と低い山がどこまでも続く山村です。セグロカッコウは朝から晩まで子守唄を歌い、シマリスが木に登り、テラスにはオオアカゲラがやって来てにぎやかです。そして飯能と全然違うのはどこを探してもけもの道が見つからないこと、シカ柵や電柵が1つもないところです。

川へ降りるとスダルのフンと足跡がすぐに見つかりました、フンをするのは目立つ場所でこれはテンとそっくり。足跡はキツネほどに大きめだけれどたしかにキツネではありません。
たまたま入った食堂で知り合うことができたチェさんが「日の出と日の入り30分前後がよく観れるよ」と教えてくれたので、翌朝出掛けると時間差で2頭のスダルが魚を捕る姿を見せてくれました。
地元の人の話を聞くこと、環境をしっかり調べること、これは野生動物に会いに行き、そして撹乱させないための大事なプロセスであることを改めて実感しました。ただ写真を撮りたいだけのカメラマンにはここが欠けているのではないかと思います。

_DSC0046
(おさかなくわえたスダル)

ぽこっと潜っては魚をくわえて浮かび、上を向いてあぐあぐ食べていました。
100年前の飯能ではまだこんな姿が見られたのでしょうか。
私たち日本人はニホンカワウソという血を永遠に途絶えさせてしまったけれど、スダルはぎりぎりでも生き延びていてくれて本当に良かった!!
会えて本当に嬉しかったですスダル!!
 

コメントする

名前
URL
 
  絵文字