2016年07月19日

今夜の日没時刻は18:57です、なのでムササビたちが活動を始めると予測される時刻は19:30前後となります。
19:00を回る頃、巣木に到着するなりもうムササビが巣穴から体を出していました。顔だけ出すならよくあることですが、まだまだ空は明るくてこれではカラスに見つかってしまいます。
と、巣穴よりずっと下のほうにいつの間にか別のムササビが張り付いているでは!

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(びっくりしてボケた!)

始めからそこにいたのか、音もなく飛んできたのか、地面からゆっくり這い上がってきたのか・・・。 
この訪問者はジーっと巣の主を見上げながらニジニジと上へ近づいていきます、まるで獲物を狙う肉食動物のような動きです。

いつか見たこの光景は、まるで繁殖期の様子とそっくりです。けれども夏の繁殖期は6月初旬と言われていて、授乳の終わったばかりの母親の発情は少し遅れるのだそうですが、それにしても随分季節外れな印象です。
もしかしたら、メス同士の縄張り争いかもしれませんが、なにもこんな時間にしなくても・・・とも思います。

とは言え、同じいきものなのだからイレギュラーなことだってあって当然、ムササビは1〜2頭しか子供を産みません、年2回の交尾で4頭の子供を授かったとして、ヘビに食べられ、テンに襲われ、フクロウに連れ去られ、はたまた子供が自ら転落してしまう事故も少なくありません。1頭でも多く自分の遺伝子を世に送り出すためには、訪れる交尾期を逃さずに達成したほうが有利なのではないでしょうか。
そう思えば、7月に二ヶ月ほどの幼獣を拾ったことも、1月に乳首の張った母親を見かけたのも、ムササビたちが見せてくれた人間がまだまだ知らない世界でした。

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19:11 巣穴から出た主(左)を追い詰める訪問者(右) 

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主が滑空、すかさず訪問者も滑空で追いかけ森の奥へ消えました。 

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