2017年03月23日

IMG_0756


ついにシンポジウムが終わってしまいました。
1日目は東京都美術館での先生方の講演、2日目はアクアマリンふくしまでのエクスカーション、そして3日目には先生方とプライベートで猪苗代カワセミ水族館と、なんとも濃い3日間を過ごしてきました。

NHKの小林ディレクター、ニホンカワウソはもう絶滅してしまったこと、けれども韓国ではカワウソが復活していること、そしてそのカギを番組で伝えました。講演では番組を見た男の子から送られた手紙が紹介されました。

「ぼくはカワウソをたすけたいです。どうすればいいですか?おねがいします、おしえてください 。」


安藤先生はカワウソを助けられなかった多くの理由の中に「知識不足」「保護対策の欠落」を挙げていました。議論をし、合意を得て対策を確立させるまでには多くの時間がかかると。被害が目に見えてから議論を始めていてはもう間に合わないのです。


会場で配ったアンケート、なんと9割の方が何らかのコメントを書いてくださったそうです。一部だけでしたが私も読ませていただきました、その中にあったコメント。

「私も保全活動をしたいと思いました。それには何から始めればいいでしょうか。」

カワウソに限らず、保全というのは始めようと思って出来る種類のものではありません。ゴールがわからないまま始めればきっと飽きてしまうか、誰かに丸投げになってしまうかもしれません。
保全の本質、それは相手のことを好きになり、相手をよく知ることだと思うのです。

自治体がたくさんのお金を使ってもアライグマやハクビシンは減りません。多くの人は目の前にいるそのいきものがアライなのかタヌキなのかハクビなのかがわかりません。
小学校では「生態系」や「生物多様性」といった一番の基礎となるはずの教育が行われていません。

虫でも鳥でも魚でもいいのです、もちろんカワウソでも。たった1種だけでも本気で大好きになれるいきものを見つけてみてください。そしてそのいきものがどんなことをしたら悲しむか、どんなことをしたら喜ぶかを調べてみてください、そしてその環境を共有してください。
いつかきっと生物多様性の輪廻に沿って、必ず絶滅したニホンカワウソにたどり着けるはずです。

IMG_0776
(カワセミ水族館で暮らすチロル)


読んでいただきありがとうございました。

 

コメントする

名前
URL
 
  絵文字