モモンガ

2015年07月16日

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ボブテイル(尻尾の短い)と名付けられたモモンガがいます。
この個体を見ていると、他の個体よりやや動きが鈍いように感じることがあります。
他のモモンガは巣から出ると一気に木の上の見えないところまで駆け上がっていくのですが、ボブテイルは少し登っては止まる、また少し登って、を繰り返すので毎度こんな写真を撮らせてくれます。
この動きの遅さは尻尾のせいなのでしょうか。

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こちらは別個体なのですが、なにやら尻尾を引っ掛けて役立たせているようにも見えます。枝の上でもこんなバランスの取り方をしているのでしょうか。

モモンガのことは分からないことだらけで、モモンガの尻尾は着地する時に後ろに反り上げて速度を緩めるのだということしか知りません。
けれどもボブテイルという個性的なモモンガと出会えたことで、またまたモモンガに会いに出かける楽しさが倍増しました。

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こちらは先日保護された生後4ヶ月のムササビですが、やけに尻尾の長いムササビでした。
ムササビは枝を伝い歩くとき、尻尾をブンブン振り回してバランスをとっているのですが、もしかしたらこの個体、ほかより伝い歩きの優れたムササビなのでしょうか。
だとすれば、あの恐ろしい強敵であるテンからも逃げ延びることができるのかもしれません。


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(参考:こちらは馴染みのムササビ)
 
ともあれ人間界も似たようなもので、足の長いアフリカ系のランナーがいつも金メダルをとっていたり、足の短い人ほど相撲には有利だとか、手の小さなピアニストは指の股を切って整形したりと、多方面に発展していけるものだからこそ、個性というものが楽しいのだと思います。

2015年06月09日

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昨夜はモモンガに会いにでかけました。
ここで観察をしているYさんとKさんにお話を聞かせていただきましたが、知れば知るほどムササビとモモンガは全然違うことがだんだんわかってきます。

日本中でおそらくムササビとモモンガは混同されているいきものと思いますが、この場所ではありがたいことに両者に会える幸せなポイントです。
モモンガが飛び移った木の隣で次の瞬間ムササビが飛び出したりなど、間近で比較しながら観察ができました。
一番感心したのは、木の登り方。
ムササビは両手で樹面を掴み両足でふんばって「よっこいよっこい」と登っていくのですが、モモンガは「てけてけてけてけ」とまるで足が6本あるのではないかと思うほど器用に登ってしまいます。
これはムササビのほうが体重が重いことに秘密があるようです。

ムササビはその比重からどうしても滑空にスピードが出やすいため、着地の衝撃に耐えられる頑丈な手足首が必要だったそうです。そのため犠牲にしなければいけなかったのは、柔軟な動き。
例えば、私たちの手首、足首にギプスを巻いたらどうでしょう。歩きはギクリシャクリ、ご飯を食べるときはまるで操り人形のようになってしまいます。
ムササビはそんな生活を受け入れてまでも、滑空という技術に磨きをかける人生を送っているようです。

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と、結局ムササビの話になってしまいましたが、モモンガとムササビは似ているようで全く違う才能を磨いて生きているいきものでした。

8月8日(土)にムササビのツアーを企画していますが、お知らせはもう少し先になります。

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