ロードキル

2015年07月30日

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(ここはどこまでも信号のない1本道、ナビ画面でテレビなんか見ていたらシカには気が 付かないかもしれません)


右の欄にロードキルについての情報欄を新設しました。
今のところのデータは私一人の目撃結果なのですが、同じ場所での事故が重なっていることが分かります。そして、いずれの事故現場も去年のデータとぴったり重複しています。

野生動物は旅をしながら遺伝子を拡散していくものであり、たったひとつの山だけにとどまっているわけにはいきません。
なので飯能市内の私が通らない区域にも必ずいきものたちが道路を渡りやすいポイントがたくさんあるはずです。一度事故を見かけた場所は大抵また起こります。そんな場所を絞っていければ何か対策ができるのではないかと思います。
どうぞよろしくお願いします。

ただ、明らかに白いネコなのに「タヌキが轢かれてる」と知らせてくださる方もいます。「小瀬戸の河原にイグアナが・・・」というのもありました(笑)
野生動物の情報をお待ちしています!





2015年06月28日

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(大河原ではねられたのは美しいメスのキツネでした)

青梅環境フェスタでの講演2本立てに行ってきました。
昨日は熊谷さとしさんの「青梅の森に棲むいきものたち」でした。
エコロードという言葉、実は和製英語なのだそうで福島鳥獣保護センターの獣医さんの溝口先生が初めに使ったのだそう。今では世界共通で使われているそうですが、これって日本人が誇りに思うすばらしい技術では!

道路は今までは人間だけが使うものとして作られてきましたが、野生動物も同じ地域の住民であり、ロードキルが多いということは野生動物たちも道路を生活に取り入れて暮らしているということです。
ならば、道路を渡らなくて済む狐狸道(コリドー)を設置するとか、安全箇所まで誘導するフェンス作りとか、考えればいろいろ思いつくことはあります。
年度末になると予算の帳尻合わせにあちらこちらで道路工事が始まりますが、その分でもエコロードの設置に分けてもらうことはできないものでしょうか。

以前、ツアー中に飯能市長がやってきて「飯能を日本一の都市にします!」と挨拶されていましたが、これこそ世界に誇れる都市になりますよ、がんばれ〜市長〜!!

そして今日は野鳥の会奥多摩支部のかたによるサシバの公演。
東京ではもうほぼ営巣はしていないのだそうです、ならば埼玉もきっとそうなのだろうと悲しい憶測をしてしまいます。昔はいたのになぜ今はいないのか。
これは日本の環境問題に加えて、かれらの故郷である東南アジアでも森の伐採など、環境に変化が起きているのだそうです。

3000キロもの長い旅をして日本へやってくるサシバ、身近なツバメもハクチョウもみんな国境を自由に超え海を渡ります。
私たち人間は、隣の町のこと、隣の国のこと、一つ境界を挟むとまるで他人事のように考えてしまいます。けれども綺麗な水も汚された空気もみんなに平等に降り注ぐものです。
地球の資源を人間だけが使うのではなく、いきものたちとシェアしながら一緒に使っていこうとすることは出来ないことではないぞ?と思いました、もちろん道路も!

やはり地元の方に聞く地元のいきものの話はいいものでした、先生方お疲れさまでした。
そして講演を聴きに来られた方々にも嬉しい顔ぶれがたくさんで楽しかったです! 

2015年06月20日

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お隣の青梅市で環境フェスタが開催されます。
30年間、青梅の森を観察している同ネットワークの熊谷さとしさんのミニ講演会も行われます。
こちらの内容は今私が一番興味のある分野、野生動物たちの交通事故をなくすための取り組み「エコロード」のお話だそうです、楽しみ〜!
私もアシスタントでお手伝いさせていただきます、PCパチパチするだけですが。。。

6月27日(土)14:00〜

会場 青梅市中央図書館多目的室(河辺駅北口から徒歩1分。河辺タウンビルB棟2階)

会場自体は10:00〜17:00までパネル展示や上映会を行っています。

お問い合わせ 青梅市環境部環境政策課管理係 0428−22−1111(内戦2332)


青梅と飯能はお隣で似ているようですが、環境は少しづつずれているところもあって青梅の人々の暮らしなども合わせて比較して観察してみるとおもしろい発見があったりします。

次の日の28日には同じ時間で野鳥の会の方の「海を渡るサシバ〜みんな知ってる?〜」も行われるそうです、こちらも聞いてみたいから行こうかな〜。





 

2015年04月20日

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冬ごもりから明け、今年初めて出会ったアナグマは残念ながらこんな姿でした。
これからの時期森のいきものたちの多くは子育て中、お父さんとお母さんが交代で、あるいはお父さんがせっせと餌探しに昼間も忙しく出かけます 。

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アナグマが行こうとしていた先を見るとこんな風景があります。
アナグマはなんでも食べる雑食性です、そして土堀りの名人でもあります。
こんな日当たりのいい原っぱを掘ればミミズや昆虫にありつけるかもしれません、運がよければヘビやネズミといったご馳走にもありつけるチャンスです。
そしてこの斜面を降りればその先は名栗川、河原へ出て石をひっくり返せばカエルやサワガニ、タニシなどを捕らえることもできます。
だからこそ、動物たちは命をかけてでも道路を渡らなくてはいけない理由があるのです。

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(今回の事故現場。こんな風に左右が開けて山と往来できる箇所での事故が多いです)

飯能には「動物横断注意」の看板は峠道や名栗など市の奥部でしか見かけません。
それも多くはないし、シカの看板ばかり。(それとてニホンジカでもない絵)
だったらいっそ飯能にしかないオリジナルの看板を作ってはどうだろう、飯能にはアーティストもいるしきっと絵本作家のCさんだって熊谷さんだって協力してくれると思うのです。。。
昆虫の看板があったってかわいいじゃない!アナグマの看板なんて日本中どこにもないかもしれない!飯能に棲んでいるいきものたちがみんな看板になったら地元の人たちだって楽しいと思うし、日本にいないシカの絵に見慣れて存在すら忘れられるよりずっと意識が持てると思うのです。
道路に横断中の足跡をスタンプするのも面白い!
観光名物にもエコツアーのバックアップにもなるのではないでしょうか?


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少し安心なのは、今回のアナグマはメスでしたがお腹も膨れておらず乳首も張っていませんでした。






 

2014年07月01日

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(矢印の方向へシカが道路を渡った足跡、見えづらい〜!!)


今日から7月です。初夏を迎えて、畑の作物はぐんぐん育っています。森の動物たちは子育てに忙しく、里と森の往復で大変です。
昨日は畑のおじさんがスイカを4つもアライグマに食べられてしまったと言いながら柵を作っていました。

私はこの1月から出会ったロードキルを記録していくことを始めたのですが、ここで半年分のデータを載せておきます。

2014年

1月28日 久須美バス停付近 タヌキ

1月29日 唐竹橋バス停前 タヌキ

2月1日 299バイパス マクドナルド付近 タヌキ

5月4日 永田アラ井付近 タヌキ

5月13日 上畑信号付近 テン

6月5日 鹿戸新道 タヌキ2頭

6月18日 永田アラ井付近 テン

6月20日 小瀬戸信号付近 アライグマ

6月28日 永田無人販売前 ハクビシン


これは私が直接現場で見たものだけを書きました。ほかに美杉台、精明地区でも5月と6月に3件の情報をいただいているのですが、日本の動物は混同されやすいので実際に自分で見ないと何の動物かは分かりません。

たった12件のデータですが、見えて来るのは5月から事故が増えているということ。
これは春に生まれた子供たちが巣穴から顔を出すようになり、お父さんとお母さんが忙しくなる時期でもあります。それが関係しているのだとすると、秋の終わりの子別れの時期にはまた事故が増えていくかもしれません。
永田の事故の多さも見えてきます、このタヌキとテンはほぼ同じ場所で、去年の冬にはテンと同じ場所でシカが轢かれました。動物たちはここを通らなければいけない理由があるのかもしれません。
いずれにしても、山を伐って作られた道路には必ず動物たちが横断した痕跡があるものです。下半期のデータはこれより少ないことを祈ります。

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(道路へ向かうタヌキの足跡)